麻太郎のVOCALOIDつれづれ日記

ひょんなことで初音ミクをいじるようになったオサーンのつれづれ日記。 ニコニコ界隈ではボカロPとして認知されているらしいが、今でも全く実感がわかなかったりする。コメント大歓迎!なるべく返信するようにします。

CCleanerの不愉快な常駐への対処法

フリーの有名クリーナーソフトCCleanerがv5.45に上がってから、常駐を外しても外してもいつの間にか再び常駐するようになりました。(怒)

この常駐機能、v4.18あたりから組み込まれたモニタリング機能ですが、以前はオプションの設定画面でモニタリングに関するチェックを外せば解除できました。しかし、今回はチェックを外しても「いつの間にか」復活してしまいます。ネット上でもウザいと話題になっているようですね。
いつの間にか常駐する件ですが、よくよく観察すると、モニタリングに関するチェックを外す&スタートアップのプログラムやタスクを削除して再起動後、ある一定時間を経過後(恐らくはキャッシュの期限切れと思われるが詳細不明)CCleanerを起動するとモニタリングに関するチェックが入った状態で起動してしまい、この瞬間に再び常駐が復活してしまいます。

以下、自分なりの対処法を考えましたので、メモがてら書いてみようと思います。
対処方法は二つあります。

その1)ポータブル版を使う
その2)インストール版をポータブル版と同じ設定にして使う

その1)は初めてモニタリング機能が入って騒ぎになった時(v4.18あたり?)から巷で良く言われている対処法ですが、そのまんま従うのは面白くないので、今回はその2)の方法を以下に書いてみます。

1)オプション→モニタリング画面で「システムモニタリングを有効」と「アクティブモニタリングを有効」のチェックを外す。
2)オプション→拡張設定画面で「すべての設定をiniファイルに保存」にチェックを入れ、「UAC警告をスキップ」のチェックを外す。
3)ツール→スタートアップ画面でWindows自動起動のCCleanerとスケジュールされたタスクのCCleanerSkipUACのエントリを削除する。
4)CCleaner終了後、再起動。

どうやら「すべての設定をiniファイルに保存」にチェックを入れるのが肝のようで、iniファイルが存在すると設定を全てこちらから読み込んで起動してくれるようです。(勝手にモニタリングに関するチェックが入った状態で起動しなくなる)

以上、覚え書きがてらまとめてみました。皆様の参考になれば幸いです。

クリプトン社の英語版ボカロで発音記号Aspが機能しない件と、その対策について

これから示す内容はタイトルの通り(厳密にはV3以降の英語版ボカロ)です。以前に書いた拙記事「SilとAspを使おう!」の番外続編でもあります。
なお、誤解の無いようあらかじめ断っておきますが、クリプトン社を批判する目的で本記事を書いておりませんので悪しからず。

というわけで、まずはタイトルの件の顛末というか事実関係を列挙いたします。

・2016年12月頃、クリプトン社のV4英語版ボカロをいじっていてタイトルの件に気づく。
・所有していたOliver (V3) でも試したところ、こちらは全く問題なし。
・これらを某SNSにてつぶやいたところ、他者においても機能していないことを確認。
・さらに他者により、マクネナナ、MAIKA、GUMI、DAINA、DEX、よひお君では問題ないことを確認。
・V3英語版ミクについても検証し、やはり機能していないことを確認。ただし、V2英語版ルカは問題なし。
・機能していない英語版ボカロについて.ddiファイルをダンプして検証。間違いなくAspが実装されていないことを確認。
・確証が得られたので、2016年12月14日、クリプトン社の伊藤社長にメールにてリア凸。(←今にして思えば冷汗モノですね・・・)
・2日後にレスあり。「念のため現在ヤマハさんと確認をしておりまして、週明けに改めてご連絡をさせて頂きます。」とのこと。
・その後連絡がなかったので、2017年2月25日に結局どうなったのかを問い合わせ。
・とりあえず回答があり、「こちら現在ヤマハさんとアップデートで対応が出来ないか検討しておりますが、今のところ目処が経っておりませんので、対応方針が決まりましたら改めてご連絡させて頂きます。」とのこと。
・その後は特に何もなく現在に至る。

ただ、先にも書いたように、クリプトン社の対応について批判する気は毛頭ありません。それはクリプトン社の立場に立って考えれば明らかなことです。
Aspが無くてもボカロとしてちゃんと機能しており、そもそもAspは発音記号として非公式なものです。.ddiその他のファイルをアップデートで差し替えるとなれば、それなりに手間と費用がかかりますし、何より企業イメージにとってマイナスに働きますから・・・


以降はその対策編です。ベンダーであるクリプトン社が手を下さない(下せない?)以上、こちら側で対策するしかないからです。
その対策、具体的に結論から書くと・・・

別の発音記号で代替すること

です。

何じゃそりゃ?とか言われそうですが、結局コレしか思いつきませんでした。
思えばV2ミクを使い始めたボカロ初心者の頃、言い換えればSilもAspも知らなかった頃、自分は本能的にコレをやっていました。要はAspと同じように働いてくれれば何でも良いわけです。
ただし、今は初心者の頃より進歩していると自負しております。何故なら代替発音記号について以下を確認しているからです。

1)間違いなく実装されている発音記号であること
初心者の頃はテキトーな発音記号を入れて雑音を出したり(苦笑)していましたが、流石にこれは卒業できたようです。どんな発音記号が実装されているかは前述の通り.ddiファイルをダンプしてみれば一目瞭然ですから。

2)その発音記号に実音が割り当てられていないこと
例えば、日本語版ボカロでAspの代替に発音記号[a]を選ぶ人はいないと思います。何せ「あ~」と発音してしまうわけですから(笑)。試してみて雑音その他が出ないことを確認する必要があります。


というわけで、自分がV4英語版ミクにて選んだAsp代替発音記号は・・・何と[br1]だったりします。
言わずと知れたブレス音の発音記号ですが、最近のボカロではこの発音記号にブレス音は実装されず.wavファイルにて直接提供される場合が多いようで、今回はそれを逆手に取らせてもらったわけです。

以上、文字通りつれづれなるまま書き散らかしてしまいましたが、これを読んでいる皆様におかれましては何かの参考になれば幸いです。

とりあえずブログ再開

実に2年半ぶりの投稿でして、もはや生存報告と言ったほうが良いかも。(苦笑)

思えば、「麻太郎のVOCALOIDつれづれ日記」と称しながら、VOCALOIDとは全く関係ないWindows関連の記事ばかり書き散らしておりましたね。
私事ではありますが、親の介護や死、その他諸々もあって、すっかりブログからもボカロからも遠ざかっておりましたが、最近になってようやく多少の精神的余裕が出てきたので、とりあえずブログから再開することにしました。

こんな全く更新のないブログなんぞ誰も注目していないとは思いますが、もしお目に止まりましたら読んでやってくださいませ。



Windows10のシステムフォントに関する覚え書き

久々もいいところの投稿ですが、またしてもブログタイトルとは全く関係ない内容をお許しください。m(-_-)m

表題の件ですが、どうやら世間一般ではWindows10(以下、Win10)におけるシステムフォント表示具合の評判がよろしくないようで、ネット上でも結構手厳しい記事が散見されます。
私もWin8.1からアップグレード当初、システムフォントの表示に違和感を覚えましたので、自分なりにちょっとだけもがいてみました。
以下、もがいた内容を覚え書きとして書かせていただきます。

・システムフォントが変更された
違和感を覚えたのは当り前で、単純にシステムフォントが変更されただけのことです。
Win8/8.1標準の「Meiryo UI」が、Win10では「Yu Gothic UI」に変更されています。
ただし、同じポイント数(基本は9ポイント)でも「Meiryo UI」に比べて僅かに小さい上に、若干ボケ気味に見えます。
ところで、「Yu Gothic UI」フォントとは何ぞや?と思って調べましたら、かの游ゴシック」を発展させてUI化したものだと判明しました。

・レンダラーとヒンティング情報の相性問題がありそう
若干ボケ気味の原因ですが、巷では【Windowsのフォントレンダラーがクソ】などと喧伝されているようです。
しかし、私は前項で書いたように元が游ゴシック」と分かってティン(苦笑)ときました。若干ボケ気味の理由が何となく理解できたのです。
游ゴシック」といえば、字游工房が開発したそれなりに有名なフォントです。
そして字游工房といえば、Macユーザにとっては定番中の定番「ヒラギノ」フォントの開発元でもあります。
実は、今時のTrueTypeのフォントには「ヒンティング情報」という解像度が低い場合に字が潰れたりするのを回避するための補正データが含まれています。
この補正データを元にレンダリングを補正するわけですが、そのやり方がWindowsMacOSで違っても全く不思議はありません。
そして、その「ヒンティング情報」がMacで綺麗に表示するようにチューニングされたものだったとしたら・・・
事実、「Yu Gothic UI」をMacに持っていって表示すると、全く問題なかったりします。
レンダリング技術やヒンティング技術は企業秘密に属することなので裏を取ったわけではありませんが、要するに【Macで綺麗に表示するようにチューニングしたフォントはWindowsでも綺麗に表示できるとは限らない可能性が高い】という話です。
わかりやすい例として、同じフォントファミリーの「Yu Gothic UI Light」のカタカナの【ト】を挙げておきます。
ワードパッドで結構ですので、カタカナのトを別の文字で挟んで表示させ(例えばカトカなど)、フォントに「Yu Gothic UI Light」を指定してフォントサイズを色々変更してみてください。これはちょっとした見モノですよ。(苦笑)

・解決策はコレだ!
1)フォントサイズを変更する
最もシンプルな解決策ですね。(苦笑)
小さいし見にくいとなれば、単純に大きくしてやれば良いわけです。
Win10におけるデフォルトのサイズは全て9ポイントになっていますが、私はこれを10ポイントとし、タイトルバーとパレットタイトルについては11ポイントとしています。
カスタムサイズを100%以外にしている方は、そちらとの組み合わせも含めて色々試してみる価値があると思います。
(「コントロールパネル」→「フォント」→「フォントサイズの変更」と辿ってください。)

2)フォントそのものを変更する
サードパーティ製ソフト(例:Meiryo UIも大っきらい!! )を使ってシステムフォントを変更します。
旧来のMeiryo UIの方がマシという理由で、こちらに変更する方々も多いようです。
元々Meiryo UIはWindows上で綺麗に表示するようにカリカリにチューニングされたフォントなので、これはこれで賢明な選択かもしれません。

その後の私ですが、「Yu Gothic UI」が結構気に入ってしまいまして(苦笑)、今ではブラウザ(Google Chrome)の表示フォントも全てコレにしています。まあ、人それぞれ好き好きですので・・・

【Win8】拡張属性が矛盾しています???【PCトラブル?】

タイトルですが、Windows 8でPC内容を変更する可能性があるソフトを起動しようとした際に出る場合がある不可思議なメッセージです。
以下、備忘録として書いております。同様の事例に遭われた方々の参考になれば幸いです。

皆さんご存知のように、Vista以降のWindowsには「ユーザ アカウント制御」(以下、UAC)というものが搭載されており、PC内容を変更する可能性があるソフトを起動しようとすると、次のような挙動をします。

1)ポーンと警告音が鳴り(サウンド有効の場合)、画面が暗転する。
2)画面中央に「ユーザ アカウント制御」というタイトルのダイアログが表示され、変更を許可するかどうか(=起動するかどうか)の判断を求められる。

ところが、今回話題としている場合では次の様な不可思議な挙動をします。

1)サウンド有効でもポーンという警告音が鳴らない。
2)画面中央に「拡張属性が矛盾しています」というメッセージのエラー・ダイアログが表示され、ソフトの起動に失敗する。

PC内容を変更する可能性があるソフトの起動はもちろん、新しいソフトのインストールも不可能になる困った現象です。
どうせ色々報告されているのだろうとググってみると・・・いやあ、出るわ出るわww
英語でのメッセージは「The extended attributes are inconsistent.」ですが、海の向こうでも同様の報告がウジャウジャです。

さて、対策ですが、次のような対症療法になるようです。
(ローカルアカウントに変更したらうまくいったという報告もありますが、どうやらたまたまのようです。)

1)UAC自体を切ってしまう。
2)該当機能のシステムサウンドを出ないようにする。

1)ですが、UACが必要な場合もあるので感心できません。
2)ですが、対症療法としてはこれが一番的確なようです。
というもの、以下のようなことからです。

・この問題が出た際のイベントログにサウンド関連のエラーが報告されている場合が多い。
・音声出力するデバイスを変更しても現象が変化しない。(≒オーディオドライバ不具合の可能性は低い)

どうやらOS内の比較的低レベルにおけるシステムサウンド周りの問題から結果的に生じている現象(故に、報告されるエラーメッセージ内容が当てにならない)の可能性が高そうです。
他にも、USB外付けデバイスを繋いだらエクスプローラが死んで再起動したとか(本来は音がが鳴って内容がエクスプローラで表示されたりするものが、音が鳴らずにエクスプローラ自体がお亡くなりになる)、ファイルを開く時に音が鳴るテーマを導入したらエクスプローラが死んでしまいファイルが開けないといった報告もあります。

いずれも「コントロールパネル」→「サウンド」のサウンド・タブ中にあるプログラムイベントリスト中の該当機能のシステムサウンドを「なし」にすることで対応できます。
類似の現象に遭遇されたら、試してみてはいかがでしょうか?

それにしても本現象、手前勝手な予測ですがWindows Updateにて【どこかのタイミングでこっそり】対応されてしまうのでしょうね。
あくまで予測ですが・・・(苦笑)

続(怒)新・Chromeのブックマークやメニューで広がってしまった行間を元に戻す方法

前記事で新しい起動オプションを紹介したわけですが、またしてもマイナーチェンジが行われたようで、起動オプションなしでコンパクトな表示に戻った模様。

見かけのバージョン番号は変化ない(28.0.1500.72m)のですが、24日あたりに元の仕様になったらしいです。

しかし、なんというか・・・
だったら最初からこうしろよなっ!(怒)
って話ですわ。
・・・すみません、つい取り乱してしまいました。

日本でも本国でもChromeのフォーラム中で大騒ぎしていた方々(私も含む)は、ポカーンといった感じです・・・(苦笑)

新・Chromeのブックマークやメニューで広がってしまった行間を元に戻す方法

前記事で書いた「Chromeのブックマークやメニューで広がってしまった行間を元に戻す方法」ですが、さっそく陳腐化してしまいました;;;

7月10日にChromeのバージョンが28に上がり、↑で示した起動オプション(--disable-new-menu-style)が無効になったようです。(正確には、バージョン27βからそのようになったらしい。)
海外でもマジギレしている人が結構いるようです。
本国のChromeに関するフォーラムを見ていると、間隔の開いたメニュースタイルを皮肉って、単語毎に改行(しかも1行おき!)して縦長に記事を投稿する人がいたのには笑えました

さて、本題に戻りますが(苦笑)、そのフォーラム中でさっそく新しい起動オプションが公開されているのに気づきました!
私も動作確認済み(バージョン 28.0.1500.72m)です。
新しいオプションは・・・

--force-fieldtrials="NewMenuStyle/Compact2/"

です!
これで旧オプションを置き換えてChromeを起動し直せばOKです。

しかし、これとていつまで使えるか不透明です。
前記事でも書きましたが、設定画面中で設定できるようにするのが一番スマートだと思うのですがね・・・

【追記】
ちなみに、Compact2のところをCompact1とすると、デフォルト(間隔が空いた状態)とCompact2の中間ぐらいの間隔になります。
Compact3は今のところ機能しないようですw