麻太郎のVOCALOIDつれづれ日記

ひょんなことで初音ミクをいじるようになったオサーンのつれづれ日記。 ニコニコ界隈ではボカロPとして認知されているらしいが、今でも全く実感がわかなかったりする。コメント大歓迎!なるべく返信するようにします。

Windows10のシステムフォントに関する覚え書き

久々もいいところの投稿ですが、またしてもブログタイトルとは全く関係ない内容をお許しください。m(-_-)m

表題の件ですが、どうやら世間一般ではWindows10(以下、Win10)におけるシステムフォント表示具合の評判がよろしくないようで、ネット上でも結構手厳しい記事が散見されます。
私もWin8.1からアップグレード当初、システムフォントの表示に違和感を覚えましたので、自分なりにちょっとだけもがいてみました。
以下、もがいた内容を覚え書きとして書かせていただきます。

・システムフォントが変更された
違和感を覚えたのは当り前で、単純にシステムフォントが変更されただけのことです。
Win8/8.1標準の「Meiryo UI」が、Win10では「Yu Gothic UI」に変更されています。
ただし、同じポイント数(基本は9ポイント)でも「Meiryo UI」に比べて僅かに小さい上に、若干ボケ気味に見えます。
ところで、「Yu Gothic UI」フォントとは何ぞや?と思って調べましたら、かの游ゴシック」を発展させてUI化したものだと判明しました。

・レンダラーとヒンティング情報の相性問題がありそう
若干ボケ気味の原因ですが、巷では【Windowsのフォントレンダラーがクソ】などと喧伝されているようです。
しかし、私は前項で書いたように元が游ゴシック」と分かってティン(苦笑)ときました。若干ボケ気味の理由が何となく理解できたのです。
游ゴシック」といえば、字游工房が開発したそれなりに有名なフォントです。
そして字游工房といえば、Macユーザにとっては定番中の定番「ヒラギノ」フォントの開発元でもあります。
実は、今時のTrueTypeのフォントには「ヒンティング情報」という解像度が低い場合に字が潰れたりするのを回避するための補正データが含まれています。
この補正データを元にレンダリングを補正するわけですが、そのやり方がWindowsMacOSで違っても全く不思議はありません。
そして、その「ヒンティング情報」がMacで綺麗に表示するようにチューニングされたものだったとしたら・・・
事実、「Yu Gothic UI」をMacに持っていって表示すると、全く問題なかったりします。
レンダリング技術やヒンティング技術は企業秘密に属することなので裏を取ったわけではありませんが、要するに【Macで綺麗に表示するようにチューニングしたフォントはWindowsでも綺麗に表示できるとは限らない可能性が高い】という話です。
わかりやすい例として、同じフォントファミリーの「Yu Gothic UI Light」のカタカナの【ト】を挙げておきます。
ワードパッドで結構ですので、カタカナのトを別の文字で挟んで表示させ(例えばカトカなど)、フォントに「Yu Gothic UI Light」を指定してフォントサイズを色々変更してみてください。これはちょっとした見モノですよ。(苦笑)

・解決策はコレだ!
1)フォントサイズを変更する
最もシンプルな解決策ですね。(苦笑)
小さいし見にくいとなれば、単純に大きくしてやれば良いわけです。
Win10におけるデフォルトのサイズは全て9ポイントになっていますが、私はこれを10ポイントとし、タイトルバーとパレットタイトルについては11ポイントとしています。
カスタムサイズを100%以外にしている方は、そちらとの組み合わせも含めて色々試してみる価値があると思います。
(「コントロールパネル」→「フォント」→「フォントサイズの変更」と辿ってください。)

2)フォントそのものを変更する
サードパーティ製ソフト(例:Meiryo UIも大っきらい!! )を使ってシステムフォントを変更します。
旧来のMeiryo UIの方がマシという理由で、こちらに変更する方々も多いようです。
元々Meiryo UIはWindows上で綺麗に表示するようにカリカリにチューニングされたフォントなので、これはこれで賢明な選択かもしれません。

その後の私ですが、「Yu Gothic UI」が結構気に入ってしまいまして(苦笑)、今ではブラウザ(Google Chrome)の表示フォントも全てコレにしています。まあ、人それぞれ好き好きですので・・・