麻太郎のVOCALOIDつれづれ日記

ひょんなことで初音ミクをいじるようになったオサーンのつれづれ日記。 ニコニコ界隈ではボカロPとして認知されているらしいが、今でも全く実感がわかなかったりする。コメント大歓迎!なるべく返信するようにします。

Chromeのブックマークやメニューで広がってしまった行間を元に戻す方法

Google Chromeに関する雑記です。

私はβバージョンの頃から愛用していますが、ちょっと前からいつの間にやらブックマーク一覧や右クリックメニューの行間が広がってしまいました。
ちょっとウザいなあと思っていたら、今さらですが、しっかり理由と回避方法が存在するのを見つけた次第です。(汗)

理由:
タッチパネル対応のため。
なるほどねぇ・・・ある時点のアップデートからそのようになったようです。

回避方法:
起動オプションに「--disable-new-menu-style」を追加する。

しかし、できれば設定画面中に「タッチパネル対応」といった項目を設けてほしかったところですね。
個人的にちょっと不親切だと思った次第です。

【7月14日追記】
7月10日に行われたVer.28へのアップデートにより、このオプションが無効になったようです。
現在、鋭意調査中です。

霞か雲か

タイトルのようなテーマをイメージして↓を作ってみました。

概ねイメージ通りのサウンドにすることができました。
あまりに有名な日本古謡ですが、世界のタケミツの編曲が素晴らしいと思います。
どうせならミクも桜ミクにしてやれと思い、♪♪夕凪さんにお願いして作って頂きました。
↓は、♪♪夕凪さんの最新作です。

とはいえ、最近では「霞や雲」といった優雅な風情がなくなってしまいましたね。
漂っているのは、花粉や黄砂、はてまたPM2.5だったりするわけでw

Win8のシステムフォントを根こそぎ置き換える方法

一つ前の記事でWin8のシステムフォントを変更する方法を書きましたが、今回は【根こそぎ置き換える】方法です。
Win8と書いてしまいましたが、正確にはVista以降のWindowsでということになります。

前回の記事でWin8のシステムフォントが全面的にMeiryo UIになった話を書きましたが、実は不正確なのです。
実際にWin8を使ってみると分かりますが、まだまだ旧来のMSゴシック系のビットマップフォントが表示される部分が多々あります。
私はこれが大嫌いなので、ビットマップを取り去ったMSゴシックに置き換えてしまいました。
手順は以下の通りですが、システムフォントだけにGUIの根幹にかかわりますので、実行される場合は全て自己責任にてお願いします

1)コマンドプロンプトを管理者権限で実行する
Win7までなら、スタートメニュー→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンド プロンプト」を右クリック→「管理者として実行」を実行します。
Win8なら、Winキー+Xで管理メニューを表示させ、「コマンドプロンプト(管理者)」を実行します。


2)コマンドプロンプトで以下のコマンド群を実行する
Vista以降のシステムフォントファイルは特別なファイルで、アクセス制御リスト(ACL)によってOSが管理しているため、そのままでは簡単に移動や削除ができません。
そのため、以下のようなコマンドを使用する必要があります。

takeown /F %windir%\Fonts\msgothic.ttc /A
icacls %windir%\Fonts\msgothic.ttc /grant Administrators:F
move %windir%\Fonts\msgothic.ttc C:\
1行目:フォントファイルの所有権を強制的に管理者にします。
2行目:フォントファイルのアクセス権(フルアクセス)を管理者に設定します。
3行目:フォントファイルを移動します。移動先はお好みで任意に変更してください。


3)代わりのフォントをインストールする
置き換えるmsgothic.ttcを、必ず【正規の方法でインストール】します。
すなわち、右クリックメニューで「インストール」を選択するか、%windir%Fontsフォルダにドラッグ&ドロップします。
前述のようにフォントファイルは特別扱いなので、OS側でレジストリ変更などの特別な処理をします。
これをやらずにコマンドプロンプトのcopyコマンドなどで済まそうとすると、再起動後にOSの自動修復機能の餌食となるので、くれぐれもご注意ください。


4)再起動

以上です。

2月4日追記:
置き換える「ビットマップを取り去ったMSゴシック」ってなによ?という問い合わせがあったので追記します。
実は、MSゴシックからビットマップフォントを完全に取り去ると、場合によってはかえって見栄えが悪くなる箇所が出てきます。(MSも渋々ビットマップ部分を残しているのかもしれません。)
私の場合、中身をメイリオ系フォントにそっくり置き換えたMSゴシックを使用しています。
詳しくはこちらをご参照ください。

Win8でシステムフォントを変更する方法

ボカロと関係ないですが、時にはこんな話も。

Windows 8ですが、日本語版ではシステム関連のフォントがMeiryo UIに統一されているようです。
ところが、これが嫌で他のフォントに変更しようと思っても、簡単にはできないようになっています。
恐ろしいことに、Windows 7以前で提供されていたシステムフォントを変更する手段(画面のプロパティ【XP】や、個人設定>ウインドウの色【Win7】など)が、Windows 8では取り払われてしまったのです。

変更するにはレジストリをいじるしかないのですが、これを簡単にやってくれるフリーソフト↓が出ています。
「Meiryo UIも大っ嫌い!!」(窓の杜での紹介記事)
ネーミングがちょっとアレですがw、結構便利なのでご紹介まで。

私?
メイリオ系フォントは嫌いじゃないです。
むしろ好きで、MSゴシックまで置き換えているくらいですw

SilとAspを使おう!

【2016/12/14修正:VOCALOID4に対応】
タイトルですが、ボカロ使いなら知る人ぞ知る「発声されない発音記号」です。
VOCALOID2(以下、V2)から入ったものですが、意外とご存じない方もいらっしゃるようなので書いてみました。

勝手な推測ですが、「Sil」=「Silence」(沈黙)、「Asp」=「Aspiration」(帯気・吸排気)の略だろうと解釈しております。
マニュアルの発音記号表には記載がないので非公式のようですが、恐らくはV2以降の全ボカロで使用可能だと思います。
なお、両者の違いを言葉で説明すると分かりづらいので、以下の画像で作用の違いをご理解ください。

SilとAspの違い:
赤線が実際に発音されるピッチで、線が途切れている箇所は発音されない。
Aspは前後ノートのピッチに影響を与えるが、Silは純粋な休符として働く。


何でこんなものを取り上げたかというと、結構使えると思うからです。

以下、簡単に解説します。

あるノートと次のノートの音声を滑らかに繋ぐというのは、VOCALOID音声合成エンジンの重要な機能の一つです。
この機能、滑らかに歌唱させるには確かに不可欠ですが、場合によっては邪魔になることがあります。
例えばアルペジオ(分散和音)を歌わせたい場合、和音を綺麗に響かせるためには音を引きずってほしくないわけですが、この「滑らかに繋ぐ機能」のおかげで音を引きずってしまいます。
すなわち、あるノートの後ろに下降〔or上昇〕するノートがあれば、そのノート末尾のピッチが垂れて〔or上ずって〕しまうのです。(上昇の場合は下降ほど気になりませんが。)
この現象は音声が完全に途切れるほどノート間隔を空けても変わりませんし(思いっきり空ければ話は別です。念のため。)、表情コントロールプロパティのベントの深さや長さをゼロにしようが、ポルタメントに関するチェックを外そうが同じです。
しかも、VOCALOID3(以下、V3)では「より一層の滑らかさ」を追求した結果、皮肉にもこの現象がより一層顕著に出るようになりました。
注:V3, V4では、フレーズ末尾などで後ろに下降ノートがなくてもピッチが垂れ気味になるようです。

さて、これをどう解決するか?

トラックを分けるとかパートを分ける(V3以降)といった荒技もありますが、不自然さを避けるのは難しいです。
ましてやPITをいじって矯正するなんぞ、考えただけでもゾッとします。
そこでSilやAspの出番となるわけです。

これらを使った引きずり防止策としては、次ノートが下降で末尾ピッチが垂れて困る場合、そのノートの後ろに同じ音高で短くSilやAspのノートを付けてやります。
発音記号がSilまたはAspになっていれば良いので、歌詞部分の文字はどうでも良いのですが、私は分かりやすいように*(アスタリスク)を使っています。
SilとAspのどちらがより好ましいかは場合によるので、色々試してみてください。


使用例1:このようにノート間に埋め込む。
モーツァルト魔笛「夜の女王のアリア」断片だが、これがないとグニョグニョ音を引きずって音楽にならない。

ただし、ノート間にSilなりAspなりを埋め込めるスペースが必須です。
このスペースが確保できない場合、前述のトラック分けやパート分けといった方法しかありません。

応用編としては、ノート末尾でピッチをしゃくり上げたいような場合にも使えます。
しゃくり上げたいノートの後ろに、より高いノートとして付けてやります。
どのくらい高くするかや、どのくらい離すかによって、しゃくり具合がコントロールできます。
下手にPITをいじり回すより、こちらの方がお手軽だと思います。


使用例2:しゃくり上げの例(この場合はAspを使用)。置き場所を変えるだけでかなりコントロールできる。

理想は、音声を滑らかに繋ぐ機能のオン・オフが各ノートの表情コントロールプロパティで簡単にできることです。
またまた何とかなりませんかねぇ?YAMAHAさん。


ボーカロイド合成がダサい件

今回はようやくボカロの話を書きます。
タイトルにある「ボーカロイド合成」とは、ボカロエディタの一機能で、出力となるwav形式の音声データをメモリ上で合成&生成するものです。

ところが、これが実にダサい動作をしてくれるわけで、何がどうダサいのかというと・・・

1)実行中、OS上の他イベントの処理が重くなる
2)マルチコアCPUに対応していない

1)について。
ボーカロイド合成は確かに重い処理だと思いますが、だからといって他のイベント(マウスクリックなど)を無視して良いことにはなりません。
他のイベントも適切に処理するようにプログラミングする必要がありますが、どうもうまくいっていないらしく、再描画が不完全だったり(画面が白抜けすることあり)、キャンセルボタンをクリックしても反応が鈍かったりします。
合成エンジンの特許や機密の関係で、合成エンジン部分だけYAMAHA内製で、他のGUI部分は外注しているのかと勘ぐってしまうくらいです。
(合成エンジンのDLLバイナリとインターフェイス仕様を渡して作らせる)
仮にこれが事実だったとしても、もう少しマトモなイベント処理のための工夫ができると思うのですが・・・

2)について。
このマルチコアCPU全盛の時代に、かなり重い処理にもかかわらず対応されていないようです。
すなわち、クアッドコアCPUを使っても、CPUタイムの四分の一しか活用されないという体たらく。
今時、並列処理プログラミングなんて常識中の常識です。
ボカロエディタのプリファレンス画面に「合成に使用するコア数」なんていう項目があってしかるべきだと思うのですが・・・

何とかならんですかねぇ、YAMAHAさん。


そろそろボカロ関係記事を書かねば・・・

偉そうに「VOCALOIDつれづれ日記」なんていうタイトルでドカーンとブロマガをぶち上げた手前、そろそろボカロ関係の記事を書かねばと思っています。

さてさて、何から書いて良いものやら・・・
現在、絶賛思案中ですw