麻太郎のVOCALOIDつれづれ日記

ひょんなことで初音ミクをいじるようになったオサーンのつれづれ日記。 ニコニコ界隈ではボカロPとして認知されているらしいが、今でも全く実感がわかなかったりする。コメント大歓迎!なるべく返信するようにします。

ボーカロイド合成がダサい件

今回はようやくボカロの話を書きます。
タイトルにある「ボーカロイド合成」とは、ボカロエディタの一機能で、出力となるwav形式の音声データをメモリ上で合成&生成するものです。

ところが、これが実にダサい動作をしてくれるわけで、何がどうダサいのかというと・・・

1)実行中、OS上の他イベントの処理が重くなる
2)マルチコアCPUに対応していない

1)について。
ボーカロイド合成は確かに重い処理だと思いますが、だからといって他のイベント(マウスクリックなど)を無視して良いことにはなりません。
他のイベントも適切に処理するようにプログラミングする必要がありますが、どうもうまくいっていないらしく、再描画が不完全だったり(画面が白抜けすることあり)、キャンセルボタンをクリックしても反応が鈍かったりします。
合成エンジンの特許や機密の関係で、合成エンジン部分だけYAMAHA内製で、他のGUI部分は外注しているのかと勘ぐってしまうくらいです。
(合成エンジンのDLLバイナリとインターフェイス仕様を渡して作らせる)
仮にこれが事実だったとしても、もう少しマトモなイベント処理のための工夫ができると思うのですが・・・

2)について。
このマルチコアCPU全盛の時代に、かなり重い処理にもかかわらず対応されていないようです。
すなわち、クアッドコアCPUを使っても、CPUタイムの四分の一しか活用されないという体たらく。
今時、並列処理プログラミングなんて常識中の常識です。
ボカロエディタのプリファレンス画面に「合成に使用するコア数」なんていう項目があってしかるべきだと思うのですが・・・

何とかならんですかねぇ、YAMAHAさん。